一眼レフカメラでの動画撮影の設定の極意

連休を使って鎌倉にテスト撮影に行きカメラの先生にマニュアル撮影のセッティング方法を習ってきました。
晴れた日の屋外での撮影の設定は下記の通りです。
シャッタースピード:1/30(24p撮影の場合)
ISO感度:100
絞り値:F5.6
となります。
ところがこの設定で動画を撮影すると明るくなりすぎるので映像が白飛びしてしまいます。
そこで光量を下げるNDフィルター使うことになります。
しかし何番のNDフィルターを使うのかを決めるのはどうすれば良いのでしょうか?
それにはEV値を使います。
EV値を計測するには露出計を使わなければなりませんが、ここはだいたい目安として
晴れの日の屋外 EV=14
曇りの日の屋外 EV=13
明るい室内   EV=8
あたりを覚えておけば良いと思われます。
EV値表によるとEV=14の場合シャッタースピードを1/30とすると対応する絞り値はF22となっているのでF5.6にするためには4絞りぶん調整しなければいけません。
よってNDフィルターで調整する場合はND16を入れるかND2+ND8の組み合わせにすると良いでしょう。
ND16を1枚だけ使うほうが画質は良くなりますがそれぞれの絞りに対応するフィルターを持ち歩くのは荷物になってしまいます。ND2、ND4、ND8の3枚を組み合わせを持ち歩き、フィルターを重ねて使うことで1絞りから6絞りまで調整することが可能になります。注意点としては広角側でフィルターの縁が映り込むケラレが出ることがありますので出来るだけ薄型のフィルターを買うことが望ましいでしょう。
桜の花を撮ってきましたので次回の記事ではサンプル動画が見られるように準備いたします。
EOS 70DのデュアルピクセルCMOS AFは凄く良い感じです。液晶パネルをタッチした場所にスムーズにピントが合います。
(文・浜田)